派遣スタッフの忌引休暇

派遣スタッフの忌引休暇

近年の訪日外国人急増によりインバウンド需要が急速に高まった結果、百貨店や専門店におけるアパレル派遣のニーズが急速に高まって来ております。特に百貨店での免税コーナーでの接客には英語のほか、中国語や韓国語などのアジア圏の言語に堪能なスタッフの存在は欠かせません。
アパレル派遣スタッフは、派遣元に籍を置いて、派遣元から給与を受け取っていますが、業務指示はお店の責任者から受けます。アパレル派遣は平成時代にすっかり定着した労働者派遣事業ですので雇用関係と指揮命令関係の分離が最大の特徴です。このようなスタッフが忌引休暇を取得する場合はどのようになるかというと、前述したとおり、アパレル派遣スタッフは、雇用関係が派遣元ですので、派遣元の就業規則の規定に従うことになります。もちろん取得できないことはありませんが、一般的には派遣元との契約事項である就業規則では無給であることが多いです。しかし２０２０年４月１日に施行される同一労働・同一賃金法が施行されると、法改正により、忌引休暇は派遣先のアパレル会社の正社員か、派遣元である派遣会社の正社員の就業規則に合わせることになります。特に厚生労働省は行政指針で、正社員と同様に有給扱いにすることを指導していますので、今後は身内に不幸があっても、給与面を心配することはなくなります。

働きながら通院することは可能

人間はいつまでも健康に過ごしたいと考えることは当然ですが、様々な理由で病気になることは誰にでもありうることです。しかし病気になっても、適切な治療を受けることができれば回復は可能です。
アパレル派遣で働くことになったら、実は正社員で働くよりも通院しやすい環境を手に入れることができます。正社員の場合は給料や福利厚生が魅力になる一方で、多大な責任感を背負うことになるので、病気になっても周囲に迷惑をかけることに悩んで休めない現実があります。一方でアパレル派遣の場合は、働く時間が決まっており、派遣される場所も事前にわかっているので時間の調節ができます。働く日時や時間を、派遣で働くときは調整しやすいので通院がしやすく、病気の完治をさせることが期待できます。病気を改善することができれば、そのままアパレル派遣で働いてプライベートを重視させたり、正社員で働く場所を見つけるための就職先を見つける時間を作ることが可能です。