年金の取扱いはどうなる？

年金の取扱いはどうなる？

アパレル派遣は、人材派遣会社にスタッフとして登録し、アパレルショップに派遣されて働くという就業スタイルです。そのショップに直接雇用されるのと比べた場合、福利厚生などの面について待遇が同じ部分と異なる部分があります。たとえば年金の取扱いもその1つです。
ショップスタッフや会社の事務員、工場作業員などとして働く場合、一定の要件を満たせばたとえ正社員でなくても厚生年金に加入する必要があります。具体的には、まずその事業所が社会保険制度に加入していること、そして当人の1週の所定労働時間及び1か月の所定労働日数がその職場で同様の業務に従事している正社員のおおむね4分の3以上であることです。つまり週40時間制の職場であれば、おおむね週30時間以上働いていれば加入対象ということになります。これは、派遣スタッフであっても直接雇用のパート・アルバイトでも同じです。
異なるのは、加入対象となる事業所です。直接雇用の場合はそのショップ等ですが、アパレル派遣の場合は派遣元の会社です。したがって、社会保険関係の書類の提出先は派遣会社あてとなります。

アパレル派遣でも手当がもらえる可能性

アパレル派遣のお仕事は、会社によって手当をもらえることがあります。さまざまな負担を減らすことができるので、求人を比較する際に手当の有無もしっかり見ておくようにしましょう。
アパレル派遣でよく見られるものの一つが、住宅や通勤といった条件に対して支払われるものです。住宅に対するものは、別の地域から引っ越してきて社宅や賃貸物件から通勤している場合、住居を利用するのにかかる費用として充てがわれます。通勤に対するものも同様ですが、上限がある点に注意してください。
店長を任されると、その役職に対してお金がもらえることもあります。バイトやパートの方をまとめ、お店を回す必要がある店長の業務は大変なものです。その労務について支払われるという形になります。店長でない場合でも、土日に出勤したり残業にもお金が出ます。
どのような服なのかお客様に見せるために、自腹で商品を購入した場合にもお金が出ます。これはアパレル派遣に特有のものと言えるかもしれません。